庭・外構のバリアフリー化|安全で快適な外環境づくりの実践ガイド
自宅の庭や外構について考えるとき、多くの方は「見た目の美しさ」や「機能性」を優先的に考えがちです。しかし、本当に大切なのは「安全で快適な外環境」です。特に、年配のご家族がいるご家庭やこれからの人生を見据えた住まいづくりをお考えの方にとって、バリアフリーな外構・庭づくりは極めて重要です。この記事では、庭・外構のバリアフリー化について、実際の施工例を交えながら、その意義と実践的なポイントについて詳しく解説します。
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株式会社晃絆建設は、岐阜県瑞穂市に事務所を構え、平成25年の創業以来「絆で繋がり、自然との共生をかたちに」という企業理念のもとで、個人宅から公共施設まで幅広い造成・外構工事に携わってきました。1級土木施工管理技士の熟練スタッフが、岐阜県内の気候や地形に合わせた、安全で快適な外環境づくりを実現しています。本記事では、晃絆建設が日々の施工を通じて得た、バリアフリー外構のノウハウをご紹介します。
外構のバリアフリー化とは

「バリアフリー」という言葉は、介護や福祉の文脈で使われることが多いため、「高齢者や身体障害者向けの特殊な工事」というイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、実際のところ、バリアフリーな外構は、すべての人にとって安全で快適な環境を実現するものです。
■ 定義と重要性
外構のバリアフリー化とは、庭や玄関周り、駐車場、アプローチなど、建物の周囲にある段差や危険をなくし、だれもが安全に移動できる環境を整えることです。
具体的には、以下のような工事が該当します。
- 段差の解消:玄関や勝手口の段差をなくし、スロープや緩い勾配に変える。
- 手すりの設置:階段や坂道に手すりを取り付け、つかまりながら移動できるようにする。
- 床面・路面の工夫:滑りにくい素材を選び、転倒を防ぐ。
- 照明の充実:夜間の移動を安全にするため、適切な照明を配置する。
- 通路幅の確保:車椅子が通行できる十分な幅を確保する。
これらの工事は、高齢者だけでなく、妊娠中の方、小さなお子さん、荷物が多いときなど、誰もが日常生活で必要とするものです。
■ 誰もが対象になる理由
多くの方は、「バリアフリーは自分には関係ない」と考えるかもしれません。しかし、実際には、生活のどの段階においても、バリアフリーな環境の必要性が生じます。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
- 足首の捻挫や膝の手術:一時的に足が不自由になる状況は、誰にでも起こり得ます。
- 妊娠・育児期:妊娠中のお母さんやベビーカーを使う時期に、段差があると困ります。
- 加齢に伴う体の変化:年を重ねるにつれて、体力や筋力が低下し、段差への負担が増します。
- 親族の来訪:年配のご両親やご親戚が訪ねてきたとき、安全な環境が必要です。
- 将来の人生計画:いずれ自分たちも高齢期を迎えます。その時に安全な環境があれば、長く同じ家に住み続けることができます。
つまり、バリアフリーな外構は、「今」だけでなく「これから」の人生に備えるための投資です。
ポイント
バリアフリー化は、高齢者や身体障害者だけのためではなく、すべての人の「現在と将来」を守る投資です。
段差をなくす工事
バリアフリー外構工事の中でも、最も重要で優先度の高いものが「段差解消」です。階段や段差は、転倒の主な原因となり、特に高齢者にとっては深刻なリスク要因です。
■ 玄関・アプローチの段差解消
多くの住宅では、道路から玄関へのアプローチに段差が生じています。この段差は「転倒事故の温床」になりやすく、特に注意が必要です。
段差解消の方法は、以下の通りです。
- スロープの設置:階段の代わりにスロープを設置し、緩い勾配で移動できるようにします。建築基準法では、最適な勾配は1/12(5度程度)とされています。
- 段差の解消:既存の段差をなくし、玄関前をフラットな設計に変える。ポーチ部分を改築することで実現できます。
- 段差の段階的な解消:複数の小さな段に分けて、1段あたりの高さを低くすることで、上り下りの負担を軽減します。
アプローチは毎日何度も使う場所ですため、安全性を最優先に計画することが重要です。
■ スロープ設置のポイント
スロープを設置する際は、単に「段差を緩くする」のではなく、細かい設計ポイントが存在します。
効果的なスロープ設計のポイントは以下の通りです。
- 勾配の最適化:建築基準法で推奨される1/12の勾配が目安です。これは1メートル進むと8センチの高さが上がる比率です。
- スロープ幅の確保:車椅子が安全に通行できるよう、最低80センチ以上の幅を確保するのが理想的です。
- 手すりの設置:スロープには必ず手すりを設置し、つかまりながら移動できるようにします。
- 床面の滑り止め:雨の日も安全に移動できるよう、滑りにくい素材やコーティングを選びます。
- 排水の工夫:雨水が溜まらないよう、適切な勾配で排水路を設置します。
- 照明の配置:朝暮れや夜間の安全性を高めるため、スロープ周辺に照明を設置します。
スロープ設計は、見た目の美しさだけでなく、実際に使う人の視点に立った細かい配慮が重要です。
重要
スロープ設計の成否は、その後の生活の質を大きく左右します。プロの設計者と相談し、細かい部分まで検討することをお勧めします。
手すりと安全施設
段差解消と並んで重要なのが「手すり」の設置です。手すりは、単なる装飾ではなく、安全移動を支える生命線です。
効果的な手すり設置の方法は以下の通りです。
- 高さの設定:一般的には床から75~85センチの高さが使いやすいとされています。ただし、利用者の身長に合わせた調整も重要です。
- 握りやすい太さ:直径3~4センチの円筒形が握りやすく、長時間つかまっていても疲れにくいとされています。
- 素材の選択:木製、アルミニウム、ステンレススチールなど、様々な素材から選べます。耐久性と美観を両立させた素材を選ぶことが大切です。
- 連続性の確保:階段、坂道、廊下など、移動経路全体に連続した手すりを設置することで、安心感が高まります。
- 補強の工夫:手すりに体重をかけても動かないよう、壁や柱に強固に固定する必要があります。特に外構では、風や地震対策も重要です。
手すり以外の安全施設としては、転倒防止用の縁石カバー、視認性を高めるための色分けなども有効です。
床面・路面の工夫
バリアフリー外構で見落とされやすいのが「床面・路面の選択」です。安全な移動には、適切な素材選びが欠かせません。
バリアフリー外構で推奨される床材は以下の通りです。
- タイル系素材:滑り止め加工が施された特殊タイルを選ぶことで、雨の日も安全に移動できます。凹凸のある「ノンスリップタイル」が最適です。
- インターロッキング:複数の小さなブロックを組み合わせた舗装で、適度な凹凸があり、水はけも良好です。
- 樹脂舗装:クッション性があり、転倒時の衝撃を和らげるため、高齢者向けに推奨されています。
- コンクリート舗装:耐久性に優れていますが、必ず表面に滑り止め処理を施す必要があります。
路面の「平坦性」も重要です。わずかな段差や凹凸でも、つまずきやすくなります。
以下の点に注意して施工することが大切です。
- 完全な平坦化:5ミリ以上の段差は避けることが推奨されています。
- 排水勾配の管理:水はけを確保しながらも、急な勾配は避けます。
- 定期的なメンテナンス:経年劣化により段差が生じることもあるため、定期的な点検と補修が必要です。
ポイント
床面・路面の素材選択と施工精度は、バリアフリー外構の「土台」です。快適性と安全性の両立が実現されます。
照明と視認性
暗くなってからの外構での事故は、昼間よりも圧倒的に多くなります。適切な照明計画は、バリアフリー外構の重要な要素です。
バリアフリー外構に求められる照明は、以下の要件を満たす必要があります。
- 十分な明るさ:玄関周りやアプローチは、昼間と同程度の見え方を心がけます。照度の目安は50~100ルクス程度です。
- 段差や障害物の視認性:階段の段鼻や手すり、落とし穴などの危険個所を明確に照らします。
- グレア(眩しさ)の軽減:光源が直接目に入らないよう、配置や角度を工夫します。
- 均一な照度分布:急に暗くなる部分や、明暗の差が大きい部分は避けます。
- 色温度の選択:電球色(3000K程度)は温かみがあり、自然な見え方が実現できます。
最近のLED照明は、省エネで長寿命という利点があります。動きセンサー付きの照明を選べば、防犯性も向上します。
晃絆建設でのバリアフリー外構
バリアフリー外構工事は、単なる「機能改修」ではなく、ご家族の「生活の質」に大きく影響する工事です。そのため、設計段階から利用者の視点に立った綿密な計画が必要です。
晃絆建設の特徴と取り組みは、以下の通りです。
1級土木施工管理技士による設計
岐阋県の気候・地形に合わせた、適切な設計を実現します。建築基準法や業界基準を遵守しながら、ご家族の生活パターンに合わせたカスタマイズが可能です。
段階的な施工計画
全面改修ではなく、必要な箇所から段階的に工事を進めることで、予算に合わせた柔軟な対応が可能です。
景観との調和
安全性と同時に、自然との共生をかたちにするという企業理念のもと、景観を損なわない設計を心がけています。
個人宅から公共施設まで対応
住宅のバリアフリー化はもちろん、公共施設への対応実績も豊富です。大型プロジェクトから小規模工事まで、柔軟に対応できます。
バリアフリー外構の工事には、確かな技術と丁寧なヒアリングが必須です。「今の家族」だけでなく「将来の生活」を見据えた提案を心がけています。
重要
バリアフリー外構は「できるだけ早く」相談することをお勧めします。問題が顕在化する前に、予防的な工事を行うことで、より安全で快適な環境が実現できます。
庭・外構のバリアフリー化は、ご家族全員の「現在と将来」を守る投資です。
多くの方は、建物の中(室内)のバリアフリー化には注力しますが、庭や外構は後回しになりがちです。しかし、実際のところ、転倒や転落のリスクは、むしろ外部空間で高くなります。玄関のアプローチ、庭への段差、不十分な照明など、小さな問題が積み重なることで、思いがけない事故が起こるのです。
バリアフリー外構の工事は、「高齢者や身体障害者のための特殊な工事」ではなく、「ご家族全員が、いつまでも安全に暮らすための工事」です。妊娠中の方も、小さなお子さんも、年配のご両親も、全員が同じ空間で安心して過ごせる環境づくりなのです。
そして、その投資は「現在」だけでなく「人生全体」を通じた価値があります。若い時期にバリアフリー化を進めておけば、年を重ねて体が不自由になったときにも、同じ家で快適に暮らし続けることができます。
株式会社晃絆建設は、平成25年の創業以来「絆で繋がり、自然との共生をかたちに」という理念のもとで、多くのご家族の外構工事に携わってきました。個人宅から公共施設まで、様々な現場での施工経験と、1級土木施工管理技士の専門知識により、ご家族の生活に最適なバリアフリー外構を設計・施工します。
「庭や外構のバリアフリー化について相談したい」「現在の状況を診断してほしい」「予算に合わせた工事を計画してほしい」というご要望がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。岐阜県瑞穂市を拠点として、皆様の生活を守る安全で快適な外環境づくりに、全力でサポートさせていただきます。


外構工事・エクステリア工事や解体工事は株式会社晃絆建設
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